若年性うつ病と食事の関係性について ~

うつ病と共存していくために必要なこと~

班番号:30LS03班
研究領域 / 食・医療福祉
メンバー:佐久間柚希(班長)・ 宍戸那菜・ 隠明寺宥歩 ・佐々木心花・ 菅原あかね

探究概要

1.動機
ニュース番組などでブラック企業、ブラック部活などの話題をよく耳にするようになった。その話の中でブラック企業、ブラック部活と共に精神病患者特にうつ病患者が増加していることを知り興味を持った。そして、うつ病になる原因が生活習慣病にあり、特に食生活が深い関係を持っていることが分かったため、食という視点からうつ病との共存を探究することとした。

2.探究内容
<今までの活動>
1年次はうつ病と食の関係性について知識を深めることを中心に探究活動を行った。
・4月 テーマを「若年性うつ病と食の関係性について」に決定
・校内のカウンセラーである平井先生、柏木先生に若年性うつ病についてお話を伺う
・主にうつ病を中心とした精神病についての書籍を多数読む
・インターネットでの調べ活動で国立精神・神経医療研究センター第3部部長功刀浩先生を知る
・校内の中高生と男子校である東北学院中学・高等学校を対象にアンケートをとる
・校内で行われたGSL{グローバルサーバントリーダー(探究の時間)}の授業で東京慈恵会医科大学附属病院小児科カウンセラーを経て、早稲田大学人間科学学術院特任教授兼お茶の水女子大学名誉教授をされている井原成男先生を知る
・2月に埼玉県小平市にある国立精神・神経医療研究センターに行き功刀浩先生とうつ病と食事の関係性について詳しい内容、研究結果について対談し、探究についてアドバイスをいただく
・台湾の開南大学の寥子源先生に台湾での暮らし(若年中心)や、栄養素についてアドバイスをいただく
・国立台湾大学人文医学博物館で調査・探究を実践する
・台湾の商店街の迪化街(てきかがい)の漢方薬局・六安堂に行き、うつ病の利く漢方についてお話を伺った後、薬膳スープ四神湯(スーセンタン)を試飲する

2年次は1年次で見聞きしたことを活動に生かしていく
・最終目標をパンフレット(レシピ集)に決定
・6月に井原成男先生とパンフレットの内容について対談する→井原先生にこの班のアドバイザーとなっていただく
・パンフレットを作り、3月完成を目指す

3.今後の計画
・心が元気になる料理のレシピを考案し、実際に作ってみる。
・うつ病についてのパンフレットを完成させる。
・完成したパンフレットを病院や学校などに置いてもらえるよう、交渉する。
・監修の井原先生に、授業等での活用が可能か相談する。

30LS03班ポスター