『女子教育の進展のために何ができるか~ネパールに女子高設立を目指して~』

班番号:27LS01班
研究領域 / 教育

Ⅰ年次 6月~9月の活動状況

1班
三浦泉(班長)及川若菜・佐藤沙耶・岳春花

教育
『女子教育の進展のために何ができるか ~ネパールに女子高設立を目指して~』

アドバイザー、協力者
元お茶の水女子大学副学長 内田伸子教授
NPO法人日本・ネパール文化交流クラブ 理事長アリアル・サンジブ氏
ネパール大衆歌謡歌手スンダリ・ミカさん
台湾私立 大同大學 應用外語學系 鄭 智惠先生

探究の様子
自分たちが女子校に学んでいることから、教育の中でも、女子教育の素晴らしさを広く発信し、更なる女子教育の進展を望んだことから探究活動が開始。
各国のファーストレディの女子教育の支援の状況を考察し、彼女たちの言動を調査・探究。そこから、女子教育の重要性を、高校生レベルで伝えられないか、と、問題提起を行う。
・日本の女子教育の歴史・沿革・流れを調査
・女子教育の現状を調査
・ファーストレディの女子教育への取組を調査
・国際社会の女子教育の取組を調査
7月24日(金)内田伸子先生の講演会を本校で開催。(詳細:サーバントリーダーとの出会い)講演後、内田先生と懇談する。その中で、女子教育の良さを広く提示することは大切だが、『誰かのために』という視点を入れて、具体的に行動に移せる探究活動にすることも必要。まずは日本の女子教育について、国立のお茶の水女子大学、私立の日本女子大学、姉妹大学の白百合女子大学の3つを比較しながら調査することを提案された。 7月28日(火)ネパールの大震災の支援をしているアリアル・サンジブ氏のNPO法人日本・ネパール文化交流クラブ(ネパール料理店『カトマンドゥ』)を訪問。ネパール大震災で学校が倒壊したことや、低年齢の女子が結婚させられていること、女性の人権が守られていないことを学ぶ。
8月3日(月)東北学院大学(土樋キャンパス)にて、NPO法人日本・ネパール文化交流クラブの活動報告会に参加。
・復興がなかなか進まないネパールの現状
・ネパールの子供たちへ、目の見える形の就学支援の方法の提示
8月31日(月)お茶の水女子大学の内田伸子研究室を訪問後、同大学の資料館及び図書館で探究活動を展開。
9月に入ると、本学園のスクールガイドの分析、ネパールへの具体的なアプローチを探究。その結果、10月31日(土)ネパール大衆歌謡歌手のスンダリミカさんを招き、震災復興のチャリティコンサートを企画、募金活動も併せて行い、14,045円をネパールの教育支援を行う合同会社ダフェプロジェクトに送金。(詳細:2015年度 サーバント・リーダーとの出会い)コンサート後、スンダリミカさんと懇談会を持つ。その中で、
・ネパールの女子教育に投資してくれる人材をどの様に探すか
・ネパールの教育制度を調査し、どの学年にどの様な教育コンテンツを提供するのか、ハッキリさせること
・ネットワークが必ずできるから、諦めずに、活動を継続して欲しいと、アドバイス頂く。

台湾での班別探究活動について

1班
三浦泉(班長)及川若菜・佐藤沙耶・岳春花

教育
『女子教育の進展のために何ができるか ~ネパールに女子高設立を目指して~』

アドバイザー、協力者
台湾私立 大同大學 應用外語學系 鄭 智惠先生
東海大学日文学科 黄先生

目標
社会で女性が活躍するために、備わっていなければならない資質を日台の高校生・大学生・教員等から調査し、高校教育の過程の中のコンテンツとしてまとめ、その様な教育コンテンツを、広く内外に発信する。その後、ネパールの女子の抱える問題・現状を変換できる教育コンテンツを考える。

探究を2系統に整理
①日本の女子教育の変遷をお茶の水女子大学の内田伸子教授と連携しながら調査・探究。本学園の教育コンテンツを分析。社会で活躍する女性の受けた教育、育まれた環境等を調査。
⇒女子教育の優れた教育コンテンツを分析・解明⇒提唱へ
②ネパールの現状分析。『女子の問題』を教育という視点から改善に向けて働きかける。(事前にプランジャパンの講師を招き、ネパールの現状と支援について学びを深める予定。)

台北の活動
・台北市政府教育局を訪れ、『台湾は、国として、どの様な資質を持った人材を育成したいのか。教育に掛けるこだわり、思い、哲学、精神を知る。また、その資質等を育むための教育における、目標、目的、手法・現状を詳しく知る。』
・案内の大学生が、なぜ日本語を専攻しているのかを調査・探究。台湾の地で、グローバルな視野で学ぶ学生の意見から、学び(教育)における本質を探る。
・台湾私立 大同大學 應用外語學系 鄭 智惠先(茶の水女子大の内田伸子教授から紹介)の研究室を訪問する。目的は、先生自身がどの様な教育課程で育ったのか。また、精神(マインド)はどの様に育まれたのかをインタビュー。更に研究室に学ぶ大学生にもアンケート調査を依頼。

台中の活動
・事前配布したアンケートを暁明校の生徒・教員から受け取り、集計・分析。
・ネパールで1年間、ボランティア活動を行った東海大学出身の台湾人女性の話を聞く。
・サーバント・リーダーとしてのローズ教授と講演会後に懇談会を持ち、女子教育について意見交換を行う。
・本校の先輩たちと探究を通じて語り合いながら、台湾の地で学ぶ意義と今後の展望をうかがい、グローバルな視野を育むマインドを調査・探究。

成果発表
台北・台中での活動を通して、台湾にいる間に、班の意見をまとめ、女子教育についての研修結果を『花火』という日台バイリンガル雑誌に投稿。更に広く、同世代の読者意見を収集する。