異文化への理解・共感

課題解決型探求活動を通して多様な資質を涵養する
グローバル・サーバント・リーダー(GSL)育成プログラム。

仙台白百合学園では、学園の設立母体であるシャルトル聖パウロ修道会で300年以上にわたり受け継がれ磨かれてきた奉仕の精神を大切にしてきました。弱い立場の人を忘れず、全ての人が幸せに生きる社会を作るために、仙台白百合学園は『人を支え、人を活かし、人をつなげる』グローバル・サーバント・リーダー(Global Servant Leader)を育てます。GSLとは、社会から忘れられがちな人々に共感し、他者に尽くす奉仕の心を持って、問題の解決のために主体的に行動できる人です。これまで学園が培ってきた宗教・福祉教育を土台に、しなやかであたたかな心を持ち、グローバル社会の光と影に気付いて行動できる地球市民の育成を目指し、5つの領域『環境・食・医療福祉・教育・企業』で課題解決型探究活動を国内外で全員で実施します。すべての人がたいせつにされる世界を築くために…GSLとして以下の4点の資質を涵養します。

◆ 自国文化と異文化の理解と共感グローバルな視野を育成する意識知識理解
◆ 異なる言語文化価値観を乗り越えてよりよい関係を構築するためのコミュニケーション能力と協働する力を育成する技能スキル
◆ 地球市民の一員として問題解決のために地域から社会に働きかける行動力を育成する態度姿勢価値観
◆ 国内外で奉仕の精神を持って生きる人々GSLグローバルサーバントリーダーの信念と活動を理解し自らも問題解決のために人を支え人を活かし人をつなげることのできる力を育成する精神価値観意思行動

特色ある本校独自のリーダー学、GSL育成プロジェクト。

GSLプログラムの中に、本校独自のリーダー学であるGSLプロジェクトがあります。これは本校が選定した国内外の20人のGSL(1人目は本校と関りの深いSr.エヴァを取り上げます)について、2年にわたって伝記的事実、活動の歴史的背景、功績、現状への影響について多角的に分析するものです。可能な限り事実を捉え、GSLたちの活動を支えた奉仕の精神とリーダーとしての資質を学びます。この活動は、問題・課題を発見・設定し、探究・発信する力を養います。また、資料を選別し、読み取り、論理的に表現する力も身につけます。学んだことを他者へ広く伝える実践的な発信の取り組みとして、GSLパンフレット・教科書の作成も多言語(日本語・英語・中国語)を用いて行います。